プラセンタ注射
プラセンタは英語で『胎盤』という意味で、ヒトの胎盤成分を精製したものを治療に用います。 胎盤は、胎児の発育のためには必要不可欠なもので、胎児への栄養補給のための栄養素が豊富に含まれています。
タンパク質、脂質、糖質の三大栄養素、ビタミン、ミネラル、各種酵素によって構成されております。
本来は更年期障害、肝機能障害の薬として厚生省認可を受けている薬ですが、健康な方への投与で、 疲労回復、肩こり・腰痛改善などの様々な効果があることも報告されており、最近では美肌効果が注目されています。
プラセンタ注射をされた方は献血ができなくなります。ご了承下さい。
プラセンタに含まれる豊富な栄養素
アミノ酸 | ロイシン、リジン、バリン、スレオニン、アラニン、グリシン、イソロイシン、アルギニンなど 20種類の必須アミノ酸と非必須アミノ酸 |
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タンパク質 | アルブミン、グロブリン |
活性ペプチド | 薬理活性の中心である多くの活性ペプチド |
脂質・脂肪酸 | コレステロール、バルミチン酸、ラウリン酸、ホスファチジン酸、ホスファチジルエタノールアミン |
ミネラル | カルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、亜鉛、鉄 |
ビタミン | B1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシン |
糖質 | グルコース、ガラクトース、ショ糖 |
核酸 | DNA、RNAおよび代謝産物 |
ムコ多糖体 | ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸 |
酵素 | アルカリホスファターゼ、賛成ホスファターゼ、ヒアルロニターゼ、アデノシン三リン酸など 100種類弱 |
プラセンタ療法の効果
これまでに、様々な疾患に対する効果が報告されています。
肝機能の改善、更年期障害、慢性疲労、アトピー性皮膚炎、肩こり、冷え性、
不眠、 皮膚の不調(しみ、しわ、にきび、肌荒れ)など
*治療効果には個人差がある事をご了解下さい。
主な薬理作用は、次の通りです。
- 自律神経やホルモンのバランスを整える
- 免疫力を強化するほか、その働きを正常に保つ
- 基礎代謝を活発にし、細胞や臓器の働きを高める
- 血行促進作用
- 肝臓の働きを強化し、解毒作用を高める
- 活性酸素による酸化を防ぐ
- 抗炎症作用
プラセンタ注射の方法
腕に皮下注射もしくは筋肉注射します(メルスモンは皮下のみ)。
症状に応じて、週に1〜2回行うと効果が実感しやすいと言われますが、
経過によっては、2週間や1か月に1回など、頻度を変更されても問題ありません。
診療料金
注射は原則として、自費診療となります。
1本1200円(税込)(1回につき2本まで注射可)